こんにちは!広報の佐藤です。
「軍艦島コンシェルジュブログ」をご覧の皆様にご報告です。
本日、島内にツアーで上陸しましたスタッフより、
衝撃の写真が送られてきました。。。
今日、2020年3月28日撮影の30号棟の写真です。
近づいてみると、、、
右側上部の窓枠、そして部屋が屋上から崩落しています!!!
軍艦島コンシェルジュでは毎回、
建物の変化の比較検証のため定点カメラで記録を撮影しており、
おとといの写真と比較してみると、、
このように3月26日まではまだ崩れていなかったんです!
実は昨日の27日(金)が、
船も全社欠航するほどの大シケと強い風が吹いていました。
つまり“昨日の風で崩落した”という訳です。
端島(軍艦島)の30号棟は1916年(大正5年)に建設された
7階建てのアパートで、完成してから100年以上が経過しています。
先日のブログではちょうど
窓枠が無くなっていたことを取り上げましたが、
もう今日には天井から崩落…
いよいよ30号棟の余命は短いのかもしれません。
軍艦島デジタルミュージアムに展示しておりますが、
当時の模型を見ても分かるようにロの字型立方体のアパートでは
工夫を凝らし、様々な人々の生活が行われていたそうです。
当時ここに住んでいた住人、
若い頃の青春を30号棟で過ごした人にとっては
とてもとても悲しい現実だと思います。
30号棟は今年、令和2年で104歳!
もしかしたら明日見たらもう半分以上倒れているかもしれません。
今後も軍艦島コンシェルジュでは上陸した際に
建物の変化を見逃さず
見守っていきたいと思います。
以上、佐藤でした。
明日もご安全に!