大型旅客船舶への挑戦は
過酷なほどの鍛錬と改良を必要とし、
おもてなしと安全安心運航を共に、
鍛えてきた「マーキュリー」。

2012年導入 第2世代マーキュリー

Mercury

ローマ神話では旅業・商業の神を意味する。
ローマ語ではメルクリウス、英語ではマーキュリー。
ギリシャ神話ではヘルメスにあたる。(天地水明:水星)

主な詳細PRINCIPAL PARTICULARS

  • 総トン数:49トン
  • 全長:32.00メートル
  • 喫水:2.11メートル
  • 横幅:5.00メートル
  • 旅客定員:140名
  • ツアー種類:軍艦島上陸・周遊ツアー、軍艦島周遊ツアー、
    池島炭鉱ツアー、貸切周遊ツアー

“旅客定員140名の「マーキュリー」を導入後、
軍艦島への上陸率は年換算で99%を叩き出しました。
その理由は至ってシンプルなものである。”

鍵その1サイズ

軍艦島ドルフィン桟橋の大きさと高速船『マーキュリー』
49トンの大きさは、ほぼ同じ。波のウネリを直接受けない為、接岸時の安定性と相性はバツグンとなっています。

鍵その2強度

高速船『マーキュリー』は、アルミ船建造で船舶業界から世界最高技術と謳われた「三保造船・大阪」の最後期による設計・建造となりました。
特にアルミキール(骨組み)の配列・配置間隔は最強の強度を誇り船底の形状は波に飲み込まれにくい幅広の構造の為、波の高い時でも最高レベルで安全性と復元性、そしてスムースな走行を確保しています。

鍵その3検査

高速船『マーキュリー』の船体はアルミ軽合金。船舶全体の重さが49トンとなっています。旅客船舶は20トン未満(19トン以下)小型船舶プレジャーボート扱いとなり、安全性に対する検査体制の違い等、全く船舶の性質が違ってきます。
その為、高速船『マーキュリー』は、日本政府船舶JG検査(Japanese Government)から、ミリ単位のボルトナットの締め具合や使用 時間による定期的なエンジンシステム交換等、乗客乗船者の命を守るための厳しいチェックを受けています

鍵その4熟練

接岸技術は常の向上心と自主的な訓練から生まれます。弊社は1秒の違いが危険を回避するとの考えで接岸時の操船者と係船者(ロープと船を繫ぐ作業)の連携に力を入れております。いかに安全に素早く船体を固定するか。係船の安定化を操船技術によって最高値に持って行く事は、お客様乗降時の安全な誘導にも関わってくる大変重要な事として最優先に取り組んでいます。

鍵その5最新のスペック

船内は、後部の55インチモニターをはじめ、前部船室、船上デッキにもモニターを配備。音響もこだわりのBOSEを揃え3Dにも 対応しています。
最新鋭ONKYOアンプAVレシーバーを設置 し、iPadからの自由自在なデジタルAV放送で、日本近代化発祥地の重厚なヒストリーを 体感して頂けます。

モニタリングシステム

さらに船内外に配備された小型カメラで、状況をモニタリングする操舵室 は、刻一刻と変化する乗客の様子に敏感に対応出来るトータルモニタリングシステムを採用。非常時の指令がダイレクトに全スタッフのインカムに通知され、乗船者の安全と要望に迅速に対応可能となっています。

横揺れ防止装置
ジャイロスタビライザー

ジャイロスタビライザーを最初に導入したのがこのマーキュリーであり、横揺れが解消された事をあらゆる角度から検証し、ジュピター搭載につながりました。

最先端プロペラ

当時としては珍しかった職人による手作りのカッププロペラ(羽根の周りに角度をつけた)を装着し話題となった。

1階フロント客室 P43席

窓が大きいので一番最初に軍艦島に出会えます。

1階メイン客室 P59席

55インチモニターを前に個性豊かなガイドたちが繰り広げるコンシェルジュワールドをお楽しみください。

2階デッキ客室 P46席

開放感抜群の2階デッキ席です。ダイレクトに長崎の海風を感じながら軍艦島の世界へガイドが誘います。

夏には風物詩のペーロン大会が同じ桟橋で行われるため、迫力のドラゴンボートレースを目の前で展開します。

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