12月に入り、寒くなってくるとなかなか外出の機会が減ってきますよね~
そんな時は少しさるいて(長崎弁で「歩いて」の意味)、
先月の中旬に、長崎は丸山にある「梅園身代わり天満宮」で
平成13年からスタートしたこのお祭りは
今年で16回目とまだその歴史は浅く、じげもん(地元の人)でも
知らない人がいるくらいのこじんまりとしたお祭りです。
ひとつひとつの所作がとても美しかったです…!
文章では表現できないほどに感動したので、
写真から汲み取っていただければ幸いです。
この梅園身代わり神社のある丸山地区は
17世紀から遊郭の町として栄えていた場所であり、
鎖国をしていた時代では、ごく限られた人物のみが出入りを許されていた
唐人屋敷や、出島(オランダ)へも丸山の遊女が赴くことがあったそうです。
長崎へ様々な技術を遺した外国人商人たちと丸山遊女の逸話も
ここでは書ききれないほどたくさん残っていたり、
秋の大祭「長崎くんち」でも大々的に奉納踊りがあります。
芸妓・遊女といえど水商売ですが、丸山遊女は
長崎の歴史の一部を担った存在であり、その伝統が脈々と今もなお続くほどに
長崎になくてはならない存在なのだと今回のお祭りを通して感じました。
この華まつり、翌日には花魁道中といわれるものがあったらしく、
丸山地区は昔ながらの建物が残っていて、風情のある景観が多く見られるので
人の多い観光地に疲れた方におすすめの地区ですよ~
長崎らしいお曲がり猫にも会えるかも!?
繁華街の浜の町や中華街でしたら、少し勇気を出して
大通りから小道に入ってみてください。