今日のガイドの木場田は、軍艦島で仕事をしたことがある経験を上陸時に話しますが、
第2見学所の坑内のエピソードの話は毎回涙を誘います。
お客様もその話になるとシーンと身動きもせず、聞き入っています。
私も何度となく聞くその話ですが、何度聞いても泣いてしまいます
(写真は第3見学所で話す木場田)
隣にも同じ表情のお客様が、、、。
お話をお聞きすると、年齢の離れたお兄さん2人が当時の軍艦島で護岸を作るための潜水夫さんの仕事をなさってたという事です。
大分にいた小さい兄弟に仕送りをする為に一生懸命軍艦島で働いて家族を養ってくれたそうで、小さい頃帰って来ては軍艦島の話を聞いていた妹さんが今日、ツアーに参加されていました。(写真下)
船の中からお兄さん達の写真を握りしめ、お兄さん達に軍艦島を見せていらっしゃいました
お兄さん達の住んでいた軍艦島に生まれて初めて下り立った時、今はもう亡くなられたお兄さんが思い出されて感無量になったそうです。
様々な思いを抱いて軍艦島に向かう人々、軍艦島を守ってきた人々を忘れてはいけないんだと改めて
思ったのでした。